当院での薬物療法のありかたについて

薬物療法

当院では、個々の患者様の症状の特徴や1つ1つの症状に対して吟味し、薬物療法を行っております。
このため、当院では、患者さまと話しあい、薬をできる限り少量で治療します。薬剤添付文書や教科書に安易に従い、量を医師が一方的に決定することはしません。

薬の容量を増やすと、保険医療が効かなくる場合がありますので、大量には出せないことがあります。しかし、病状によって、添付文書の以内の最大用量を出すこともあり得ることをご理解ください。
また、薬の種類も、眠剤2種類・安定剤2種類・抗精神病薬+抗うつ剤3種類 迄しか、原則的に出せないことをご理解ください。但し、ごく少数ですが、向精神薬+抗うつ剤が4種類で安定されている方もおり、減らすと病状が悪化される患者様もいます。


更に、「来られなくなるかもしれないので薬を余分にください」と言うことは、保険医療上、余分な薬の処方ができないことになっておりますが、そこは相談の上で対応できることは致します。また、一般精神薬が2ヶ月で、安定剤と眠剤が2倍量での1ヶ月処方の場合は、薬局で「倍量処方」と言うことで、返戻しされる傾向が出てきておりますので、それに対しては相談しましょう。

当院では、各患者様の体型・体重・薬の過敏性や、お身体の病気、副作用の出方、特に発達障害の傾向のある方による薬物の敏感性を、吟味し、薬物の投与を致します。
同じ状態であっても、薬物用量が少ない方が安全です。患者様に、前回と比べてどう変わったかなどを患者様に伺い、細かく処方用量を調整をしております。
また、何故今の薬で良くならないのか、薬が多いのではないか心配、同じ薬ばかりで良くならない、ということを、患者様が疑問に思うことは、すごく重要なことですので、遠慮せず医師に伝えてください。
更に、急に自分で薬を減らした、お薬をなくされたりすると、反動で苦しくなる場合がありますので、薬は必ず定期的に飲んでください。
また、双極性障害で波があり具合の動揺性がある場合や、ADHDで症状の波があり、日によって具合の変化がある場合もありますが、その場合は、必ず医師にご相談ください。

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